ぜんそくとは

　ぜんそくの人の気道は、症状がないときでも常に炎症をおこしており、正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまいます。ぜんそくの治療は、発作をおこさないための気道炎症の治療が中心となります。ぜんそくは、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴（ぜいめい）など、さまざまな症状があります。このような症状が続いている方は、一度病院・診療所を受診しましょう。治療せずに放置すると、気道の炎症が悪化して、発作の頻度が多くなったり、症状が重くなったりします。ぜんそくの発作は、夜間や早朝におこりやすいのが大きな特徴です。

ぜんそくの治療法

慢性的なものなので、症状がある時や発作が起きた時だけ治療をしても十分ではないです。「症状が起こらないように毎日行う治療」と「症状や発作が起きた時に行う治療」の2つがあります。
毎日の治療は吸入「ステロイド薬」が中心的な治療となります。と同時に、症状のひき金となる刺激やアレルゲンを避けることも大切です。
　一方、発作が起きた時は、それをしずめることが最優先なので、狭くなった気道をすみやかに広げる短時間作用性吸入β2刺激薬などの発作を抑える薬を使います。それでも症状が改善しない時や、苦しくて横になれないような状態の場合は救急外来をただちに受診したほうがいいです。